
#040
Tteok-galbi떡갈비
トッカルビ
焼き物辛さ 0/5
刻んだカルビ肉をこねて平たく成形し、タレを塗って焼いた料理。
歴史とエピソード
トッカルビは、カルビ肉を細かくたたいて味をつけ、平たく形を整えて焼く料理です。名前は、形づくった肉が餅(トック)に似ているからだと言われています。体面上、カルビを手に持ってかじることのできない王のために宮中で作られたという話も伝わりますが、それを裏づける確かな記録は見つかっていません。宮中に由来するとされるトッカルビは、全羅道の潭陽(タミャン)・和順(ファスン)や京畿道の広州(クァンジュ)・楊州(ヤンジュ)などで受け継がれ、地域ごとに違う形で発展してきたそうです。
なかでも有名なのが光州(クァンジュ)広域市の松汀(ソンジョン)トッカルビです。松汀駅前の松汀市場は、羅州(ナジュ)・咸平(ハムピョン)・霊光(ヨングァン)など全羅南道西部の農畜産物が光州に入る通り道だったため、日本統治時代から牛市場が立っていました。1960年代に牛肉の流通が盛んになると、市場の食堂でカルビ肉をたたいて四角く形づくった料理が人気を集めました。1950年代に松汀の市場で食堂を営んでいたあるおばあさんが、歯の弱い嫁ぎ先の年長者のために初めて作ったという話も伝わっています。
もとは牛肉だけで作っていた松汀トッカルビは、通貨危機(IMF危機)のころ、値上げする代わりに豚肉を混ぜ始めたところ、かえって柔らかくなって客が増えたといいます。今では牛肉と豚肉をおよそ3対7で混ぜるのが特徴で、豚骨で作る澄んだスープが一緒に出てきます。光州市は2020年、この一帯を「松汀洞郷土トッカルビ通り」に指定しました。
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