
#099
Misutgaru미숫가루
ミスッカル
飲み物辛さ 0/5
炒った穀物の粉を水や牛乳に溶かして飲む香ばしい飲み物。
歴史とエピソード
ミスッカルは、穀物を蒸したり炒ったりして細かくひいた粉です。すでに火が通っているのですぐに食べられ、長く保存もできるため、昔から凶作のときの代用食や旅の携帯食として重宝されてきました。『三国遺事』には米を蒸して干したものを食糧にしたという記録があり、これをミスッカルの古い姿と見る人もいます。朝鮮時代の『増補山林経済』には凶作に備えたミスッカルの作り方がいくつも載っていて、ひと匙ずつ冷たい水に溶かして飲めば百日のあいだ空腹にならず、絹の袋に入れておけば10年もつと書かれた箇所もあります。そのまま信じるのは難しいものの、ミスッカルがどれほど頼りになる非常食と考えられていたかがうかがえます。
ミスッカルをはちみつ水や冷水に溶かして飲むものを「ミス」または「ミシ」と呼びます。『林園経済志』などには、炒ったもち米の粉をはちみつ水に溶かして夏の飲み物にするという説明があり、1924年の料理書『朝鮮無双新式料理製法』は、安くて手軽に食べられるので、山に行くときや遠出のときには欠かせないと紹介しています。代表はもち米のミスで、夏に収穫したばかりの大麦で作る大麦のミスッカルは、色は黄色っぽいものの香ばしさはひときわでした。
2000年代に入ると、ミスッカルはカフェのミスッカルラテやアイスクリーム、シリアルといった新しい形でも楽しまれるようになりました。
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