
#086
Songpyeon송편
ソンピョン
餅・デザート辛さ 0/5
ごま・豆・栗のあんを包み、松葉を敷いて蒸した餅。秋夕(チュソク)に食べる。
歴史とエピソード
ソンピョンという名前は、松を意味する「松(ソン)」と餅を表す字を合わせた「松餅(ソンビョン)」から来ていると言われています。蒸すときに松葉を一段ずつ敷いたからです。1680年に書かれた『要録』には、白い米粉で餅を作り、段ごとに松葉を敷いて蒸すという作り方が残っていて、これが最初の文献記録とされています。もっとも、実際にはそれよりずっと前から食べられていたと考えられています。
半月形には伝説もあります。百済最後の王・義慈王(ウィジャワン)の時代、宮殿に「百済は満月、新羅は半月」と刻まれた亀が現れ、占い師が「満月はこれから欠け、半月はこれから満ちる」と読み解いたという話です。そのため三国を統一した新羅の人々が、よりよい未来を願って半月形のソンピョンを作るようになったと伝えられています。
秋夕(チュソク)には、その年に収穫した新米で作る「オリョソンピョン」を祭祀の膳に供えました。地域によって形もさまざまで、忠清道(チュンチョンド)のカボチャのソンピョン、全羅道(チョルラド)の花ソンピョン、指3本の跡を付ける江原道(カンウォンド)のソンピョン、空飛ぶ円盤のような済州島(チェジュド)のエンドウ豆のソンピョンなどがあります。「ソンピョンをきれいに作ると、かわいい娘が生まれる」という言い伝えもあり、形づくりに力を入れる人も多くいます。
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