
#087
Injeolmi인절미
インジョルミ
餅・デザート辛さ 0/5
もち米を蒸してついた餅に、きな粉をまぶした餅。
歴史とエピソード
インジョルミは、蒸したもち米を杵(きね)でついて作る「擣餠(トビョン)」の一種です。高麗時代の祭祀の料理にも記されていることから、その歴史はかなり古いと考えられています。『閨閤叢書』は、米を玉のように白くつき、100回洗い、ぬるま湯に4〜5日浸して十分にふやかしてから、やわらかく蒸すようにと書いています。こうすると、だまのないなめらかなインジョルミになります。うるち米がひと粒も混じらない純粋なもち米でこそ、もちもちとやわらかくなるとも言われます。
名前については、おもしろい話が伝わっています。李适(イ・グァル)の乱のとき公州(コンジュ)へ避難した仁祖(インジョ)に、ある農民が餅を作って献上したところ、王は食べて「絶味(チョルミ、この上ない味)だ」と感嘆したそうです。誰も餅の名前を知りませんでしたが、作った人の姓が林(イム)だったので「イムジョルミ」と呼んだのが、インジョルミになったという説があります。
地方によって形も違いました。朝鮮時代には、もち米のよさで知られた延安(ヨナン)地方のインジョルミが有名でした。南部では小さく形よく、北部では大きくたっぷりと作りました。北部では小豆をふるいにかけず、粒が完全につぶれるまでついて、餅の両側にひとかたまりずつつけることもあり、その味は香ばしいと言われます。
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