
#003
Kimchi-bokkeumbap김치볶음밥
キムチチャーハン
ご飯・お粥辛さ 2/5
刻んだキムチと豚肉をご飯と炒めた料理。目玉焼きをのせることも。
歴史とエピソード
キムチは昔からスープや炊き込みご飯、マンドゥ(餃子)などさまざまな料理に使われてきましたが、キムチチャーハン(キムチポックンパ)は比較的新しい料理です。強火で手早く炒めるチャーハンには油と柄のついたフライパンが欠かせませんが、かまどに重い鉄釜をかけて料理していた昔の朝鮮半島の台所では、蒸したりゆでたりする料理が中心だったからです。1924年の料理書『朝鮮無双新式料理製法』にはバターで炒める西洋料理「フライライス」が載っていますが、炒飯が広く知られるようになったのは、日本統治時代に増えた中華料理店を通してでした。
家庭に食用油とフライパンが本格的に普及した1960年代には、おかずなしで手軽に食べられるチャーハンが食生活改善のメニューとして勧められました。1965年の新聞に載った「冷やご飯で作るキムチチャーハン」は、炒めたキムチをのせて炊いた釜飯に近いものでした。キムチとご飯を一緒に炒める作り方は1972年の新聞で確認でき、キムチと豚肉をコチュジャンのタレで炒めて冷やご飯を加える慶尚道(キョンサンド)式の料理として紹介されています。
誰もが食べる料理になったのは1980年代からです。1986年のソウル・アジア大会を前にキムチを使った料理の開発がブームになり、1980〜90年代には大学街のカフェや居酒屋が昼に安いキムチチャーハンを出していました。1989年のヒット曲「希望事項」に、キムチチャーハンを上手に作れる人が好きだという歌詞が出てくるほどです。今も焼肉や鍋のあと、残ったスープや脂でご飯を炒めて締めくくる人が多くいます。
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